象印株が3カ月ぶり安値、炊飯ジャー苦戦と競争激化-進ちょく遅れ

象印マホービン株が急反落。炊 飯ジャーや電気ポットの販売が苦戦、競争激化による粗利益率の低下 も響き、第3四半期累計の連結利益水準は前年同期比で急減した。通 期の利益予想に対する進ちょくも低く、計画未達を懸念した売りで一 時前日比11%安の198円と、7月2日(安値192円)以来、およそ 3カ月ぶりの安値水準に沈んだ。

象印が28日発表した第3四半期(2008 年12月-09年8月) 累計の連結決算は、売上高が前年同期比6.6%減の433億円、営業 利益は同73%減の5億1200万円だった。主力の調理家電製品事業 で炊飯ジャーや電気ポットの販売が国内、北米で低調、国内市場では 競争激化も響いた。消費者の内食志向を背景に、オーブントースター やホットプレートの売り上げは伸び、円高による海外生産品の原価低 減効果もあったが、収益の落ち込みを補えきれなかった。

会社側は09年11月期通期の業績見通しを据え置いている。連 結売上高は前期比4.2%減の590億円、営業利益は同42%減の14 億円を見込む。第3四半期累計での進ちょく率は、売上高が73%、 営業利益は37%。

象印広報グループの西野尚至氏によると、景気低迷の影響もあり、 第3四半期までは好採算の付加価値製品の販売が想定ほど伸びず、利 益面を中心に計画比で弱含んでいる。その上で同氏は、「年末の需要 期に向け、主力の炊飯ジャーを中心に集中的に新製品を投入、需要を 喚起する」とし、第4四半期での収益ばん回を見込んでいた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE