ダイセキ株5カ月ぶり安値、産廃受託量の回復遅れで通期業績を減額

ダイセキ株が一時8.8%安の 1751円と3日ぶりに急反落し、約5カ月ぶりの安値水準に沈んだ。 産業廃棄物の処理受託量の回復ペースが予想以上に遅く、2010年2 月期の業績予想を下方修正しており、足下の収益環境を悲観視する売 りが膨らんだ。

同社が28日の取引終了後に示した新しい今期業績予想は、本業 のもうけを示す連結営業利益が前期比39%減の46億円と、従来計 画から13億円の減額。主力の産業廃棄物中間処理事業では、ユーザ ーの国内製造業の生産活動回復に伴い、処理受託量が回復してきてい るものの、ペースは予定より遅い。特に、自動車産業の影響が強い中 部地区で回復の遅れが目立つとしている。

さらに、土壌汚染の調査や分析などを手掛ける子会社のダイセ キ環境ソリューションが国内の不動産、建設、民間投資設備の回復が 見込めず、予定されていた工事の延期や中止もあり、10年2月期の 業績予想を下方修正したことも響く。

野村証券の田崎僚アナリストは28日付の投資家向けメモで、廃 棄物リサイクル事業の受注量の回復ペースが遅いとしながらも、「廃 棄物リサイクル事業の6-8月期の営業利益は前四半期比11%増益 と回復基調にある」と指摘。またダイセキ環の業績についても、6- 8月期を底に回復の見通しという。

ブルームバーグ・データにあるダイセキの担当アナリスト8人 の今期の連結営業利益の予想平均値は59億円。従来の会社側計画に 沿った水準だが、過去4週間で2人のアナリストが業績予想を下方修 正しており、先行きが警戒されていた。

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