キリンHD:国内SBの発行準備-豪社買収資金の借り換え

キリンホールディングス(HD)が 国内普通社債(SB)の発行を準備している。豪ビール会社ライオンネ イサンを完全子会社化するための資金を長期債務に変更するためだ。

事務幹事証券が発表した資料によると、発行する社債の年限は3、 5、10年の3本。主幹事は3本とも、三菱UFJ証券(事務)、野村証 券、大和証券SMBCが務める。発行額、起債時期は未定。

キリンHD・IR室の阿部奈穂子氏は、今回の社債発行について 「買収案件では、負債で調達するというのが当社の基本的な考え方」と した上で、「目的は、完全子会社化が承認されたばかりのライオンネイ サンの株式の取得のためのブリッジローンを長期資金に借り換えるた めの手段のひとつ」と語った。

ライオンネイサンの株主は9月17日、キリンHDによる未保有株 の取得を承認した。キリンは同社の株式の未保有分(54%)をブリッジ ローンを通じた資金で取得し、今年10月21日に完全子会社化する予定 だ。株式取得資金は約2300億円。

キリンは、今回の社債発行に備えて、今年9月18日に発行総額30 00億円の社債の発行登録を実施した。有効期間は同29日から2年間。

同社は08年3月に協和発酵工業や豪食品会社の買収資金の借り換 えのため、発行総額2000億円の社債を発行している。格付けは、ムー ディーズがAa3、格付投資情報センター(R&I)がAA-として いる。

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