英アバディーン、ブラジルに事務所開設-「多大な潜在性」に対応

英スコットランド最大の資産運 用会社、アバディーン・アセット・マネジメントはブラジルに事務所 を開設する。スイスの銀行大手、クレディ・スイス・グループのファ ンド部門を買収し、中南米株の保有が3割余り増えたことを受けたも のだ。

現在ロンドンで新興市場資産約120億ドル相当の運用に携わる ニック・ロビンソン氏は、アバディーン初の中南米事務所の責任者に 就任するため、10月2日にサンパウロに向けて出発する計画だと説 明した。

ブラジルが2003年以来となるリセッション(景気後退)から脱 却するなかで、アバディーンはモルガン・スタンレーやスタンダー ド・チャータード銀行など世界的な金融機関とともに同国での存在感 を高める方針だ。ブラジル株の指標であるボベスパ指数は、過去最低 の金利水準や商品相場持ち直しで成長が促されるとの観測を手掛か りに、ドル・ベースで年初来111%上昇している。

ロビンソン氏は28日の電話インタビューで「ブラジルという国 には多大な潜在性がある」とした上で、「そうした潜在性が現実のも のとなるほんの始まりに過ぎない」と話した。

同氏によると、買収したクレディ・スイスのファンドには、中南 米株約10億ドル相当を運用するファンドが含まれており、アバディ ーンの中南米株の運用資産は40億ドルに達した。同社の運用資産は 世界全体で2128億ドル。

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