【個別銘柄】輸出、神鋼、ダイセキ、WNI、サイボウ、武富士、象印

東京株式相場での本日の材料銘柄 の終値は以下の通り。

輸出関連株:日産自動車(7201)が3.3%高の468円、東芝 (6502)が2.9%高の468円など、輸出関連銘柄が終日堅調。1ドル =90円台に入るなど、きのうまでの急激な円高の勢いがやや一服、過 度な業績不安が後退した。複数の買収ニュースを受けて企業活動好転へ の期待から、きのうの米国株が反発したことも追い風。東芝には、半導 体の研究開発体制を再編するとの材料もあった。

金融株:野村ホールディングス(8604)が3.2%高の557円と10 日ぶりに反発、みずほフィナンシャルグループ(8411)も2.3%高の 176円など足元で下げの目立った証券や銀行株の一角が高い。きのうの 米国ではS&P500種の金融株指数が3.4%値上がりし、S&P500種 全体の上昇をけん引。海外の流れを受け、国内でも金融株に短期的な見 直し買いが入りやすかった。

神戸製鋼所(5406):5.3%高の159円。自動車や家電の部品に使 う銅製品を増産する、と29日付の日本経済新聞朝刊が報道。休止して いた設備の再稼働などで月5000トンを生産、ピークだった2008 年春 ごろの水準に戻すとしている。経営環境の好転を見込んだ買いが入った。

ダイセキ(9793):7.6%安の1775円。産業廃棄物の処理受託量 の回復ペースが予想以上に遅いとし、10年2月期の連結営業利益予想 を59億円から46億円(前期比39%減)へ下げた。大和証券SMBC では、「外部環境の改善期待が遠のいたことから、短期的なネガティブ なインパクトは避けられない」と分析。同様に業績予想を減額した子会 社のダイセキ環境ソリューション(1712)も6.8%安の14万9100円。

ウェザーニューズ(4825):11%安の1410円。円高で海外の海運 会社から受け取る外貨建ての収入が目減りし、新サービス拡充のための 先行投資負担から第1四半期(6-8月)連結営業利益は前年同期比 44%減の3億5300 万円へ落ち込んだ。東証1部の値下がり率2位。

サイボウズ(4776):11%高の2万240円と、値幅制限いっぱい のストップ高(2000円)。午後2時38分以降は同水準で売り気配の ままだった。マイクロソフトとグループウェア製品の開発・提供で業務 提携することで合意した、と前日に発表。第1弾として、新しいグルー プウェア製品の10年上半期中の提供を目指すとしている。

カルソニックカンセイ(7248):3.4%高の247円。みずほ証券は 28日付で、投資判断を「3(ホールド)」から「1(強い買い)」へ 2段階上げた。利益水準が低いとはいえ、2011年3月期には営業黒字 に浮上する公算が大きくなったと指摘。目標株価は315円とした。

DOWAホールディングス(5714):3.8%高の547円。三菱UF J証券では投資判断「2(アウトパフォーム)」で新規に調査を開始。 従来型製錬から循環型リサイクル企業への転換を目指す事業戦略は、金 属資源需給のタイト化や新興国経済の成長に伴う廃棄物処理などの需要 拡大を通し、中長期的な成長性が高いと評価している。

KDDI(9433):1.7%安の52万円。JPモルガン証券では、 携帯電話事業における通信サービス収入減と端末販売回復及び端末1台 当たりインセンティブ単価の高止まりなどから、第2四半期(7-9 月)の連結営業利益は前年同期比21%減の1099億円になったようだ、 と試算している。

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674):2%高の814円。 三菱自動車工業(7211)は、新世代電気自動車「アイ・ミーブ」に搭 載しているバッテリーシステムを極東開発工業(7226)に供給し、極 東開は同システムを利用して電動ごみ収集車を新開発したと発表した。 リチウムイオン電池の供給先の広がりが評価された格好で、極東開も

0.6%高の355円。

東洋エンジニアリング(6330):8.4%高の310円。午後の取引開 始時に第2四半期(4-9月)の業績予想を増額修正したことで、プロ ジェクトの順調な進ちょくぶりや業績改善を評価した買いが膨らんだ。

その他金融株:プロミス(8574)が8.6%安の500円で、一時 498円と年初来安値を更新。武富士(8564)も6.9%安の324円と急 落し、その他金融は東証1部33業種の下落率2位だった。午前は高く なる場面もあったが、業績や規制強化などへの不安の根強さを反映。武 富士には前日夕、格付け会社のムーディーズが発行体格付けと長期無担 保債務格付けを「Ba1」から「Ba3」に引き下げる材料もあった。

ドワンゴ(3715):9.2%高の20万7800円。ニコニコ動画の有 料利用者数が今月19日に50万人を突破するなど、足元での増加ペー スに加速がついている。モバイル版への展開も含めた中期的な収益拡大 への期待感が強まった。

ネットワンシステムズ(7518):4.4%高の13万5500円。三菱 UFJ証券では、投資判断「2(アウトパフォーム)」を確認。第2四 半期(4-9月)の会社計画は下方修正リスクがあるとしながらも、現 状株価は同証がカバーする情報サービスセクターの今期予想PERを下 回り、「既に短期業績悪化は株価に織り込まれた」としている。

西華産業(8061):5.4%安の227円と3日続落。10年3月期の 連結営業利益予想を12億5000万円(従来予想は19億5000 万円)へ 減額修正した。化学や電機などを中心に国内で設備投資抑制の影響を受 けているほか、下半期も環境は不透明としている。

コニカミノルタホールディングス(4902):2.4%高の852円。ゴ ールドマン・サックス証券では、足元では複写機とオプトともに第1四 半期(4-6月)に比べ着実に改善している様子と分析。四半期ベース の業績回復を確認したとし、28日付で投資判断の「買い」を強調した。

ヤクルト本社(2267):2.2%高の2335円。第2四半期(4-9 月)の連結営業利益は前年同期比36%減の70億円の従来予想が一転、 6%増の115 億円程度になりそう、と29日付の日経新聞朝刊が報道。 ブラジルなど新興国を中心に、海外で「ヤクルト」の販売が好調という。

リソー教育(4714):0.6%高の5520円と6連騰。第2四半期 (3-8月)の連結営業利益予想を前年同期比46%増の8億2400 万 円(従来予想7億2600 万円)へ増額修正した。夏期講習会の受講実績 が順調、コスト削減も利益を押し上げた。

新神戸電機(6934):1.6%高の1041円。10月1日付で新町コン デンサ(10月1日付で「日立エーアイシー」に社名変更予定)の全株 式を取得することに伴い、10年3月期の連結純利益予想を9億円(従 来予想は8億5000 万円)へ増額修正した。

ローソン(2651):2.7%高の4150円。第2四半期(3-8月) の連結営業利益が前年同期比2%増の298億円強になったもよう、と 29日付の日経新聞朝刊が報じた。従来予想は292億円。コンビニエン スストア事業は苦戦したが、昨年9月に子会社化した生鮮コンビニなど グループ会社の収益が補ったとしている。

全日本空輸(9202):3.3%高の253円。今年度はシェア拡大のチ ャンスとし、クレディ・スイス証券では投資判断を「アンダーパフォー ム」から「ニュートラル」へ上げた。10年度と11 年度の業績予想を 小幅に上方修正。公募増資による希薄化も株価は織り込んだとしている。

デジタルアーツ(2326):4.2%安の5万9500円。政権交代に伴 い当初予算や補正予算の執行のあり方が見直され、同社の公共向け案件 に及ぼす影響を保守的に織り込んだとし、大和証券SMBCでは投資判 断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ下げた。

象印マホービン(7965):9.4%安の202円。第3四半期(08 年 11月21 日-09 年8月20日)累計の連結営業利益は前年同期比73% 減の5億1200 万円にとどまった。円高による海外生産品の原価低減効 果はあったが、炊飯ジャーや電気ポットなどの売り上げ苦戦、競争激化 による粗利益率の低下などが響く。

南海辰村建設(1850):6.9%高の31円。第2四半期(4-9 月)連結業績について、売上高は従来計画を11%下回る163億円なが ら、営業損益は3億8000万円の黒字になりそうと28日に発表。工事 原価管理の徹底、一部大型工事案件の利益率向上などが寄与する。従来 計画は1億4000万円の赤字、前年同期は6800万円の赤字だった。

グリー(3632):0.4%高の4920円。ソーシャル・ネットワーキ ング・サービス(SNS)の会員数が9月25日に1500万人を突破し た、と28 日に発表。6カ月弱で500 万人の増加で、30 代以上の構成 比が全体の40%に上昇したという。

コスモスイニシア(8844):朝高後に失速し、25%安の85円。第 三者割当で第1種優先株式を発行すると28日に発表、債務の株式化に よって金融支援を受ける。発行株数は3050万株。

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