【個別銘柄】内需関連、ガイシ、フォスタ、CSK、不動産、ナルミヤ

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30日の日本株相場での材料銘柄の 終値は以下の通り。

内需関連:三井住友ファイナンシャルグループ(8316)が前日比

2.6%高の3130円、東日本旅客鉄道(9020)が同5.0%高の6460円、N TTドコモ(9437)が2.2%高の14万3400円。経済産業省が30日朝 公表した8月の日本の鉱工業生産指数は前月比1.8%上昇と、約12年 ぶりに前月比で6カ月連続の上昇を記録した。アジア向けを中心とした 輸出の回復や経済刺激策の効果により企業の生産活動が持ち直している ことが確認でき、景気改善などが期待された。

フォスター電機(6794):15%高の1982円で東証1部上昇率ラン キング3位。一時16.7%高と、2005年12月5日(16.8%高)以来の上 昇率を記録した。携帯音楽プレーヤー向けのヘッドフォンやテレビ用ス ピーカーの販売が想定以上に好調だとして、上半期(2009年4-9月 期)の連結営業利益予想を30億円から40億円に33%引き上げた。7 月30日に続く2度目の上方修正で、良好な収益環境が評価された。

日本ガイシ(5333):8.8%高の2080円で東証1部上昇率7位。一 時8.9%高と、1月27日(14%高)以来、約8カ月ぶりの上昇率を記 録した。インセンティブ導入による自動車販売の増加が追い風となり、 自動車用排ガス浄化用触媒担体の数量が拡大、今期(2010年3月期) の利益は従来予想を上回る見通しとなった。増額修正は予想外だったと の見方から、買いが優勢となった。

CSKホールディングス(9737):6.9%高の339円。一時12%高 まであり、8月31日(15%高)以来、約1カ月ぶりの上昇率を記録し た。30日付の日本経済新聞朝刊が、住商情報システムと資本提携に向 けた検討を開始すると報道。経営再建などが期待された。

ガリバーインターナショナル(7599):6.2%高の6330円。直営店 での中古車の小売台数が伸長、収益性の改善が進んだ結果、10年2月 期の連結純利益は34億円の見込みとなった。前回予想の23億円からは 48%の増額修正となる。

不動産:三井不動産(8801)が2.2%安の1519円、三菱地所 (8802)が1.4%安の1412円など。UBS証券は新政権の政策リスク の見極めにはしばらく時間がかかるとして、不動産大手株の投資判断を 引き下げた。三井不と三菱地所は「買い」から「中立」にそれぞれ1段 階引き下げ。

ワタベウェディング(4696):9.7%安の1279円で東証1部下落率ラ ンキング3位。一時1250円まで売られ、1月14日以来、8カ月半ぶり の安値を付けた。新型インフルエンザの影響で海外や国内リゾート地で の挙式数が低調に推移していることを理由に、10年3月期業績予想を 大幅に下方修正した。一転して減益見通しに。

ミルボン(4919):7.7%安の2400円で東証1部下落率7位。染毛 やパーマ剤の販売が苦戦、販管費の増加も響き、第3四半期(1-9 月)累計の連結利益は前年同期比25%減の12億円となった。2009年 12月期通期予想に対する進ちょく率が低く、計画未達を懸念した売り に押された。

イオンモール(8905):3.8%安の1869円。一時は1805円まで売 られ、7月15日以来、2カ月半ぶりの低水準に沈んだ。上半期(2月 21日-8月20日)の連結純利益は前年同期比0.6%増の94億円にとど まった。据え置かれた通期計画(216億円)に対する進ちょく率は

43.3%で、売りが優勢。

三益半導体工業 (8155):5.1%安の1283円。半導体デバイスの需要 は回復基調に転じているが、半導体メーカーが設備投資を大幅に削減し たことが響き、第1四半期(6-8月期)の単独当期損益は4900 万円 の赤字となった。

昭和電工(4004):4.6%高の183円。最大で発行済み株式の18% に当たる2億3000 万株を新たに発行すると前日に発表した。1株利益 の希薄化懸念はあるが、自己資本が増強され、財務安定化につながると の期待が優勢だった。信用取引による売り方の買い戻しも指摘された。

キユーピー(2809):2.5%高の1025円。午後2時に9カ月累計(08 年12月-09年8月)累計決算を発表。コスト削減効果などで連結営業 利益は前年同期比42%増の137億円となった。据え置かれた通期計画 (165億円)に対する進ちょく率は82.9%。

北陸電気工業(6989):4.7%高の177円。住友金属工業(5405) 子会社の住友金属マイクロデバイスと液晶テレビのパネルを駆動する複 合部品事業を統合することで基本合意したと29日に発表した。共同購 買で仕入れコストを抑えるほか、海外製造拠点を最大限活用することが ねらい。住金株は29日終値と同じ221円。

イズミヤ(8266) :3.2%安の490円。10年2月期の連結純損益が53 億円の赤字に転落する見通しと29日に発表した。従来予想は10億円の 黒字、前期実績は9億6500万円の黒字だった。価格競争激化と天候不 順で売り上げが計画を下回るのに加え、赤字店舗の閉鎖などの構造改革 費用を特別損失に計上することが響く。

横河電機(6841):2.9%安の795円。海外制御市場で売上高が回 復していることに加え、固定費などを削減した結果、上半期(4-9月 期)の連結営業損失は50億円にとどまりそう、と29日に発表した。前 回予想の100億円の損失からは改善するが、赤字継続で売りが優勢。

綜研化学(4972):4.7%安の1382円。薄型ディスプレーなどの在 庫調整が一巡、主力の粘着剤の需要が想定以上に回復しており、10年 3月期の連結営業利益予想を前期比4.5倍の16億円に増額修正した。 同社株をカバーする証券系アナリスト2人の予想値(10億円と15億 円)をも上回ったが、株価が年初来高値圏にあり売りが優勢だった。

ヒマラヤ(7514):3.7%安の312円。10年8月期の単独営業利益 を前期比8.2%増の9億6500万円と見込んだ。個人消費低迷や客単価 低下を前提に既存店売上高は前期比横ばいと想定、4店の新規出店を予 定する。

京セラ(6971):0.2%高の8330円。一時は8500円まで買われ52 週高値を付けた。30日付の日経新聞朝刊によると、同社は新日本石油 (5001)と家庭用燃料電池を共同開発する。小型で発電効率の高い次世 代製品を2011年度に発売、戸建て住宅に加えマンションなどへの設置 も可能にするという。新日石株は0.8%高の504円。

ナルミヤ・インターナショナル(3364):4000円(11%)高の4 万1200円でストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)比例配分。5万 7300株超の買い注文を残した。親会社で同社株の約56%を保有するS BIキャピタルが最大18億4000万円を投じ、株式公開買い付け(TO B)で完全子会社化すると29日に発表した。TOB価格が29日終値よ り21%高い水準で設定され、さや寄せを期待した買いが殺到した。ナ ルミヤIはジャスダック市場への上場が廃止される見込み。

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