米社債保証コスト、1週間ぶり大幅低下-M&A復活の兆しに

28日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが1週 間ぶりの大幅低下。M&A(企業の合併・買収)動向が回復しつつ あるとの観測を背景に、株式相場が上昇したことが影響した。

CMAデータビジョンによれば、北米の投資適格級企業125社 で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドはニ ューヨーク時間午後4時半(日本時間29日午前5時半)現在、2.5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の96.5bp。ス プレッド低下は信用の質が改善されたとの認識を示す。

28日の米株式市場で、S&P500種株価指数は前週末比1.8% 上昇し、8月21日以来の大幅高となった。プリンター大手の米ゼ ロックスが、同社として過去最大となる64億ドルで米コンピュー タサービス会社のアフィリエーテッド・コンピューター・サービシ ズを買収すると発表したほか、米医薬品開発のアボット・ラボラト リーズがベルギーのソルベイ社の医薬品部門を取得することで合意 したことが好感された。

CMAの調べでは、アフィリエーテッド・コンピューターの社 債に関連したCDSスプレッドは過去2年で最大の100bp低下し て169.5bp。一方、ゼロックスは167.7bpと1.1bp上昇した。 アボットは3.9bp上昇の44.2bpと、上げ幅は8月14日以来で 最大。

JPモルガン・チェースによると、ロンドン市場で主に高リス ク・高利回りの50銘柄で構成するマークイットiTraxxクロ スオーバー指数のスプレッドは9bp低下の569bp。投資適格級 の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数は

1.75bp低下し85bp。

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