今年の米年末商戦:売上高1%増に、信頼感回復で-ICSC見通し

米国際ショッピングセンター評 議会(ICSC)は28日、今年の米年末商戦について、11、12月 の既存店売上高が前年同期比1%増になるとの見通しを発表した。消 費者信頼感の回復が背景。

ICSCによれば、昨年の年末商戦は過去40年で最悪となり、 既存店売上高は前年同期比5.8%減に落ち込んだ。統計はディスカウ ント店のターゲットや百貨店のメーシーズなどの小売りチェーンが 対象。

失業拡大ペースの減速を背景に、9月のロイター・ミシガン大学 消費者マインド指数(確定値)は昨年1月以来の高水準に上昇した。 ICSCによると、小売りチェーンは店舗の統廃合で収益力が高まっ たほか、在庫のスリム化も大幅かつ予定外の値引き販売を回避するの に役立つという。

ICSCのチーフエコノミスト、マイケル・ニマイラ氏は、発表 文で「今年の年末商戦は昨年よりかなり良くなる」と指摘。「リセッ ション(景気後退)や金融危機が消費者心理に与えた悪影響が徐々に 弱まり、新たな希望や楽観的な見方が強まりつつある。ギフトショッ ピングにつながる可能性も高い」との見通しを示した。

米小売業にとって例年、年間利益の3分の1以上を稼ぎ出す年末 商戦は最も重要。個人消費は米国内総生産(GDP)の3分の2余り を占める。

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