PIMCOのクラリダ氏:米国の貯蓄率、8%を超える可能性

債券ファンド運用最大手、米パ シフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の戦 略アドバイザー、リチャード・クラリダ氏は、米国の貯蓄率が8% を超える可能性があるとの見方を示した。その結果、個人消費は落 ち込み、景気回復を阻害する公算があるという。

クラリダ氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、同氏 自身はどちらかといえば悲観的だとし、「消費者は従来、景気回復の 助けになってきた。しかしこの先、消費者はより控えめになるだろ う」と語った。

米消費者は傾いた家計の改善を図り債務を減らしており、5月 の可処分所得に対する貯蓄率は6%と、1998年以来の高水準に達 した。貯蓄率が前回8%を上回ったのは1992年12月。

PIMCOは、政府規制の強化、消費の縮小、成長鈍化が世界 経済の「新たな標準」になるとの見通しを示してきた。クラリダ氏 は「経済成長は不安定になる」と予測。「景気の回復は見られている。 成長率がプラス2%を上回る四半期もあれば、下回る期もあるだろ う」と語った。

クラリダ氏はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標につ いて、「失業が減少に向かえば、ある時点で連邦準備制度理事会(F RB)は金利を再び正常化する必要があるだろう」と指摘。「正常化 のペースを予想するのは時期尚早だ。2010年遅くないし11年まで 利上げはないと予想する」と述べた。

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