ゼーリック世銀総裁:基軸通貨ドルの地位は「米国の選択」次第

世界銀行のゼーリック総裁は28 日、金融危機を経て世界経済が新たに形成されるなか、世界の主要準 備通貨としてのドルの地位が揺らぐ可能性があるとの見解を示した。

ゼーリック総裁はワシントンで講演し、「ユーロに対する信認が 増すと確信できる理由が多く存在する」と指摘。「もちろんドルは主 要通貨であり、今後も主要通貨であり続けるだろう。しかし、ドルの 運命は米国の選択に著しく左右される」とし、インフレや財政赤字、 金融機関の監督における取り組みが重要になるとの考えを示した。

同総裁は、金融危機後に世界経済の勢力均衡が変化しているとみ る背景を説明。国際的な枠組みが「眼前で見直される」なか、中国と インドが影響力を高める一方、米経済の影響力は衰える公算が大きい と述べた。

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