欧州債:独10年債上昇、ECB総裁発言などに反応-利回り3.24%

欧州債市場では、ドイツ10年 債相場が上昇。9月のドイツの消費者物価指数が市場予想よりも落ち 込んだほか、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が金融緩和の「出 口戦略実行は時期尚早」との認識を示したことを受け、国債需要が高 まった。

独10年債利回りは3週間ぶり低水準まで2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)に近づいた。トリシェ総裁は28日の欧州 議会で、危機が終わったと宣言するには「時期尚早」と発言。ドイツ 連邦統計庁が同日発表した9月の同国の消費者物価指数は、欧州連合 (EU)基準で前年同月比0.4%低下した。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト16人の予想中央値では0.2%低下と見込 まれていた。

コメルツ銀行の債券戦略部門の共同責任者、クリストフ・リーガ ー氏(フランクフルト在勤)は「景気回復の勢いをめぐり明らかに不 安が残る。今後の回復過程にはリスクがあり、債券にとって買い材料 だ」と語った。

ロンドン時間午後3時53分現在、10年債利回りは前週末比2 bp低下の3.24%。一時は3.22%まで下げ、4日以来の低水準と なった。同国債(表面利率3.5%、2019年7月償還)価格は前週末 比0.15ポイント下げ102.15。2年債利回りは1.21%と、前週末 からほぼ変わらず。

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