ロンドンの現代アート競売額、推定81%減少へ-売り手が手控え

ロンドンで10月に行なわれる現代 アートのオークションは、その競売額が推定で前年を81%下回りそう だ。金融危機を受けた価格と出品数の減少が背景にある。

ブルームバーグが集計した競売会社の推定によると、ロンドンで 開かれる「フリーズ・アートフェア」の開催中にサザビーズとクリス ティーズ・インターナショナル、フィリップスの3社が実施する「第 1部」の競売の総額は少なくとも2080万ポンド(約29億円)に上る 見込み。昨年は少ない見積もりで1億700万ポンドだった。

3社は2008年末に売り手に対する最低価格の保証を停止した。収 集家は保証なしで高額作品を競売に出品することに依然消極的で、競 売会社は非公開での取引を増やしている。

ロンドンの美術品ディーラー、トーマス・デーン氏は「競売での 売却に消極的な姿勢が根強いことは確かだ」と述べ、「非現実的な価格 に慣れた人々はまだそうした価格が念頭にある。当面は売却する必要 のない人が多い。非公開での取引がかなり多く進められている」と指 摘した。

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