トヨタ:海外生産が13カ月ぶり増-アジア・北米けん引

自動車販売で世界1位、トヨタ自 動車の8月の海外生産が13カ月ぶりに前年を上回った。北米や中国で 生産が増えたのが要因。しかし、輸出がほぼ全地域で減少するなど国内 生産が前年を割り込んでいるため、世界生産は13カ月連続のマイナス を余儀なくされた。

トヨタが28日発表した8月の海外生産台数は前年同月比4.7%増 の30万9589台で、主な内訳は北米が同12%増の11万8486台、アジ アが同19%増の13万8705台、欧州が同15%減の2万2124台など。

トヨタは昨年8月にガソリン高による需要の落ち込みで、米国で 大型ピックアップトラック「タンドラ」およびスポーツ型多目的車(S UV)「セコイア」の生産を休止。これにより同月の海外生産は6年8 カ月ぶり、世界生産は17カ月ぶりのマイナスに転じた。その後は世界 的な需要低迷で中国や欧州、日本にも減産の動きが広がった。

しかし、今年8月のトヨタの米国販売が米政府による買い替え奨 励策などの効果で16カ月ぶりのプラスに転じたことや、前年の生産休 止の反動、さらにカナダ第2工場の稼働効果もあって、同月の北米生産 も16カ月ぶりに前年を上回った。

またアジアでは中国で「RAV4」および「ハイランダー」のS UV2モデルの生産が今春から相次いで始まった効果などで2ケタの伸 びとなり、北米とともに海外生産を押し上げた。

一方、8月の日本からの輸出がほぼ全地域で減少したことなどで 国内生産は輸出とともに同月で最大の下落率を記録した。この結果、同 月の世界生産は13カ月連続の前年割れとなった。

ホンダや日産自動車は海外、国内生産ともに前年割れが続いてい る。ホンダの世界生産は8月まで10カ月連続、日産は13カ月連続の マイナスとなっている。

--取材協力:井上加恵   Editor:Hideki Asai、Kazu Hirano

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