コマツ:インドネシア向け鉱山機械300台を大量受注-200億円で

建設機械世界第2位のコマツはイ ンドネシア向けに大型ダンプトラックなど300台の鉱山機械を大量受 注した。受注額は合計約200億円で、今年度最大規模の受注となる。 第4四半期(2010年1-3月)から生産を始めるため今期の業績への 影響は少ないが、来期以降の業績に大きく貢献する見込み。

鉱山建設機械事業責任者、岩田和彦マイニング事業本部長と市原 令之副本部長がブルームバーグ・ニュースの取材で明らかにした。既 に今年4月、チリの新設金、銅鉱山向けに大型鉱山機械60台を約180 億円で受注したことも明らかになった。チリの受注分も来年1月以降、 生産を開始する。

インドネシアの受注分300台の内訳は、最大積載量90トンを超え る大型ダンプトラックが主軸だが、掘削用の大型油圧ショベルやブル ドーザーなども含む。火力発電などに使われる石炭を日本、中国、イ ンド向けに掘削する地元の採掘業者から9月に受注した。チリの鉱山 に納入するのは、さらに大きい320トンクラスの大型ダンプトラック が中心。

コマツは昨秋以降の金融危機の影響で、建設機械の生産調整など を進めたが、鉱山機械は比較的影響を受けなかった。市原氏によると、 今年1月ころまでは注文の取り消しや延期などが出たが、2月にはそ の動きも止まり、4月、5月から新規の受注が入り始めた。

コマツでは中国の資源需要の増大が南米、豪州、南アフリカなど 新興国の鉱山投資拡大をけん引するとみている。既に中国、インドな どでも鉱山機械の具体的な受注活動を進めている。

鉱山機械は生産調整の必要もなく回復の兆しが出始めている。コ マツによると世界の鉱山機械市場は今期、前期比25%程度落ち込む見 通し。ただ、岩田本部長によると、コマツは2割減の約1300台と、「期 初に予想していたレベルの出荷はできそうだ」という。

今後は直営の代理店網を世界各地で拡充するとともに、販売の3 割を占める消耗品や交換用の部品販売にも力を入れ、鉱山機械事業の 拡大を目指していく考えだ。

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