ドイツ:メルケル首相は景気の「混乱」に直面へ-対策費は底を突く

ドイツは27日投開票の総選挙まで にリセッション(景気後退)から脱し、メルケル首相が再選を果たし た。ただ、景気回復はそう長く続かない公算がある。

ハレ経済研究所(IWH)によれば、政府の刺激策が切れるのに 伴い2010年には失業者が増え、消費支出は落ち込む見通し。信用収縮 や第2次世界大戦後で最大規模の債務負担により、政府には景気の2 番底に対応する選択肢がほとんど残されていないと企業は警告する。

デカバンクのチーフエコノミスト、ウルリッヒ・カーター氏(フ ランクフルト在勤)はインタビューで、「メルケル首相はうらやましが られてはいない。大規模な政府支援プログラムで独経済を救ったこと はすぐ忘れ去られ、残るのは混乱の片付けだ」と語った。

キリスト教民主同盟(CDU)幹部のローレンツ・マイヤー氏は インタビューで、「最悪期を脱した」と述べる一方、「今回の危機の第 2波はまだドイツに及んでいない」と語った。

独国内総生産(GDP)の1.6%に相当する景気対策に支えられ、 同国の今年4-6月(第2四半期)のGDPは前期比0.3%増と、エ コノミストの予想に反してプラス成長となった。IWHによると、7 -9月(第3四半期)は同0.8%増、10年の成長率はプラス0.9%に 達する可能性があるという。

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