芝浦メカ株急反落、装置受注が弱く今期は最終赤字へ-中間配当ゼロ

液晶用洗浄装置などを手掛ける 芝浦メカトロニクス株が一時、前週末比6.2%安の304円と急反落。 半導体メーカーや液晶パネルメーカーの設備投資が想定より弱く、今 期は一転、最終赤字になる見通しとなった。中間配当が見送られたた め、7期ぶりの年間配当ゼロの可能性も出てきた。

芝浦メカが25日の取引終了後に公表した業績予想の修正による と、今期(2010年3月期)の連結最終損益は9億円の赤字になる見 通し。前回予想は20億円の黒字、前期は55億円の赤字。人件費の 削減などに取り組んだものの、各種製造装置の受注が想定を下回り、 採算割れとなる。

同社IR担当の寺井克己氏によると、「装置受注は前期第4四半 期(今年1-3月期)を底に上向いているが、液晶パネル、半導体と もに回復ピッチが遅く、想定より受注が後ずれしている」という。一 方、下半期は営業損益で12億円の黒字確保が目標。台湾や中国の液 晶パネルメーカーが足元で引き合いを強めているほか、ハイブリッド カー向けの2次電池用溶接機器なども動きが良くなっている。

芝浦メカの配当政策を見ると、上半期(4-9月期)決算で中間 配当を行い、期末配当は行わないケースがある。前期も中間配当4円、 期末配当ゼロで、年間配当は4円だった。こうした中で同社は25日、 今期は中間配当を見送ると発表。仮に期末配当もゼロとなれば、 2003年3月期以来の無配となる。

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