円が88円台:FX証拠金の損切り主導、介入の公算低い―JPモルガン

JPモルガン・チェース銀行為替資 金本部の佐々木融チーフFXストラテジストは28日、ブルームバーグと のインタビューで、8カ月ぶりに1ドル=88円台まで進んでいる円高の 背景や為替介入の可能性について、以下の通りコメントした。

円高の背景:

「ここ数日、特に先週金曜日から週明け月曜の朝にかけての動き は本邦個人投資家の証拠金取引のポジションによるものだ。証拠金取 引ではポンド・円のロングポジション(ポンド買い・円売りの持ち高) がかなり積み上がってしまっており、断続的に損切りの円買いをつけ る展開になっている。こうしたポジションはまだあるとみている」

ドル・円相場見通し:

「先週金曜日に一番の円高水準で引けていること自体、円の買い 手がスペック(投機筋)でないということを示している。スペックで あればその後にポジションを巻き戻すはずだからだ。今朝の動きをみ ても、円高が進んだ後も急速な戻りがみられず、相変わらず円を買い 戻さなければならない向きが残っていると見た方がいい」

「ドル・円はそれなりに落ちているので、一気に年初来円高値を 試す展開にはならないかもしれないが、警戒はしておいた方がいい」

日本の為替介入について:

「介入はないだろう。藤井財務相も言っているが、もともと2004 年3月以降は自民党政権下でも介入の可能性は極めて低くなっている とみていたし、ここにきて何か変わったというわけではない」

---Editors:Joji Mochida Hidekiyo Sakihama

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