ソロス氏:「世界的な規制」導入を-システム崩壊で安定性確保が必要

資産家でヘッジファンドを運用す るジョージ・ソロス氏は25日、世界が金融危機から脱するなか、安 定性確保のため「世界的な規制」の導入を世界の指導者に呼び掛けた。

ソロス氏はウクライナ・ヤルタでの欧州会議にテレビ会議システ ムを通じて参加し、「過去25年にわたり発展してきたシステムが崩壊 したため、適切な規制の確立が必要だ」と指摘。「当局はこの点で合意 する必要があるが、それができるかどうかは分からない」と述べた。

ソロス氏はこの規制について、「特に米国によって主導されるべき ではないが、中国を参加させることが非常に重要だ」と述べた。また、 オバマ政権による金融機関の救済は「誤りだった」とも批判し、「金融 システムが一時的に国の管理下に入ったとしても、より抜本的な資本 再構築が行なわれるべきだった」が「オバマ大統領はそうした政策は 受け入れられないだろうとして実行しなかった」との見方を示した。

米景気については、政府による「大量の資金」投入にもかかわら ず向こう数年間は「非常に緩慢な」伸びにとどまると予想した上で、 「来年か再来年には落ち込みが見られるだろうが、深刻ではないだろ う」と付け加えた。

ソロス氏はさらに、「中国には国内景気を持続させる資源があり、 世界経済を牽引する」と指摘。欧州は米国よりも経済の均衡に優れる だろうが「成長は見込めない」と述べた。一方、ブラジルは大きな成 長を遂げるとの見通しを示した。

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