谷垣元財務相:自民総裁に選出、政権奪還に党改革断行

(第4段落に谷垣氏の会見発言を追加します)

【記者:広川高史】

9月28日(ブルームバーグ):麻生太郎前総裁(前首相)の後任 を選ぶ自民党総裁選挙の投開票が28日午後、行われ、谷垣禎一 元財務相(64)が党所属国会議員(199票)と党員・党友による地 方票(300票)のうち、300票と過半数を超える票を獲得、第24代 総裁に選出された。

谷垣氏のほかには、河野太郎元法務副大臣(46)と西村康稔前 外務政務官(46)が立候補。河野氏は144票、西村氏は54票を 獲得した。谷垣氏にとって、衆院選で大敗して野党に転落した党の 再生が最大の課題となる。

谷垣氏は総裁選出直後に開かれた両院議員総会であいさつ し、「党の改革は待ったなし、思い切った改革が必要だ。わが党が もう一回、政権に復帰できるように全身全霊を傾けて職務に当たり たい」との決意を表明した。

夕方、記者会見した谷垣氏は民主党率いる連立与党との国 会での攻防について、「与党の政策の問題点をきちっと追及し ていく」と強調。具体的には、民主党は「大きな福祉、大きな 政府」を志向しているものの、財政負担には言及していないと 指摘。この路線を続けると「多分、財政破壊とかいうことにな りかねない」と与党側を批判した。

谷垣氏は衆院京都5区選出で当選10回。池田勇人、大平正 芳、鈴木善幸、宮沢喜一の4人の元首相を輩出した名門派閥「宏 池会」(現在の古賀派)の出身。1998年の小渕内閣では蔵相とな った宮沢氏の下で閣僚経験がありながら、大蔵政務次官に就任。 その後は金融再生委員会委員長、財務相、党政調会長などの要職 を歴任した。

総裁選への挑戦は2度目。小泉純一郎元首相の後継を選ぶ 2006年の総裁選では、当選した安倍晋三元首相、2年後に首相と なった麻生氏と3人で争ったが、3位だった。

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