円の対ドル相場、10-12月に85円まで上昇の公算も-米JPモルガン

米JPモルガン・チェースによれ ば、円は10-12月(第4四半期)に大幅上昇する通貨の一つとなる公 算がある。資金調達通貨の選択肢拡大に伴い、円キャリートレードが 手控えられることを理由に挙げている。

JPモルガンの外国為替ストラテジスト部門グローバル責任者、 ジョン・ノーマンド氏(ロンドン在勤)は、円の対ドル相場が年末ま でに1ドル=85円に上昇する可能性があると予想。世界経済が回復し、 米国や英国を含む各国の政策金利がゼロ近くにとどまるなか、円の勢 いが加速するとみている。

ノーマンド氏はインタビューで、「その役割をドルやポンドと比較 すると、円はもはや世界最良の資金調達通貨ではない。世界的な金利 水準が日本の水準に収束する中で、経済成長が加速し、株式相場が上 昇しても、円は下落することはない」との見方を示した。

ロンドン時間28日午前8時35分(日本時間午後4時35分)現在、 円は前週末比0.1%高の1ドル=89円52銭で取引されている。日本政 府が市場介入しないとの観測を背景に、円はドルに対して6月以来で は7.7%上げている。今月25日には2月以来の90円突破となった。

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