米シティ子会社のフィブロ:商品ファンドの運用成績、プラス22%

米シティグループが売却を迫られ る可能性のあるエネルギー取引子会社フィブロは、同社が外部の投資 家のために運用している複数のファンドについて、2008年の年初以降 の運用成績が、商品指数の低下にもかかわらず、プラス22%となった ことを明らかにした。

フィブロの文書によると、アンドルー・ホール氏(58)率いるフ ィブロが運用する「フィブロ・コモディティーズ・ファンドII」と「フ ィブロ・オフショア・コモディティーズ・ファンドII」が求める最低 投資額は2500万ドル(約22億3000万円)。「フィブロの自己勘定売 買の投資ポジションと類似する構成」の投資を行う。オフショアファ ンドの運用手数料を除いた08年のリターン(投資収益率)はプラス 5%。24銘柄で構成するスタンダード・アンド・プアーズ(S&P) のゴールドマン・サックス商品指数(S&P GSCI商品指数)はこ の間46.5%低下した。今年1-8月は同指数の上昇率が4.5%にとど まったのに対し、プラス17%のリターンを上げた。

エネルギー関連の持ち高があるヘッジファンド700本を調査する 米グローバル・チェンジ・アソシエーツ(ニューヨーク)のピーター・ フサロ会長は、08年は「多くのファンドが損失を出したが、フィブロ はそうならなかった」と指摘した。ホール氏が08年に約1億ドルの報 酬を獲得し、今年もそれ以上の額が支払われる可能性があるため、フ ィブロは経営幹部への過剰報酬をめぐる議論を象徴する存在となって いる。

20カ国・地域(G20)首脳は25日、報酬を長期的な業績に連動 させることでリスクを抑制することを狙い、銀行と他の金融機関の報 酬慣行に関するガイドラインを採用することで合意した。

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