国交相:日航赤字は空港特別会計も一因、見直しへ-テレビ朝日番組

前原誠司国土交通相は27日、 テレビ朝日の報道番組「サンデープロジェクト」に出演し、経営が悪 化している日本航空(JAL)の再生は、日本の成長戦略にとって不 可欠だとの認識を示した上で、国の空港整備特別会計に基づく空港建 設も不採算路線を増やし経営悪化の一因になったと指摘、同特会を抜 本的に見直す考えを示した。

前原国交相は「とにかくJALという会社は大切」であり、「日 本の観光や成長戦略にとって不可欠」だと述べた。しかし、西松遥社 長が24日に示した経営再建策の実現可能性は「非常に自信が持てな い」と述べ、25日に発足させた専門家会議で経営体質を見直して再 建計画を作り直すと同時に、空港整備の仕組みの見直しの必要性も強 調した。

同相は「今までの自民党政治で空港整備特別会計をベースに採算 の合わない空港を造り続けて、JALやANA(全日本空輸)に飛ば せと政治家や役所が押し付けてきた」と指摘。特会の主要財源で航空 会社が支払う空港着陸料は「おそらくJALだけで1500億円から 1600億円くらい」だと述べた。

民主党は圧勝した衆院選挙のマニフェスト(政権公約)で空港整 備などの特別会計をゼロベースで見直し、必要不可欠なもの以外は廃 止することを掲げている。空港整備や道路整備などの特別会計は現在、 社会資本整備特別会計に統合して運用されている。

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