G20:化石燃料の補助金「中期的」に廃止-途上国支援は結論先送り

20カ国・地域(G20)首脳 は25日、化石燃料に対する3000億ドル(約26兆9000億円) 規模の補助金を「中期的」に、段階的に廃止することで合意した。 一方、気候変動をめぐる途上国への資金援助策については結論を 先送りした。

米ペンシルベニア州ピッツバーグで開催されたG20首脳会 議(サミット)後に発表された声明によると、G20首脳は温室 効果ガスの削減手段として石油や石炭、天然ガスなどへの政府補 助金を終わらせるため、各国に実施戦略および時間的枠組みの作 成を求めた。G20首脳はまた、最も脆弱(ぜいじゃく)な国々 に向けた「気候変動の資金調達についての幅広い選択肢」を11 月に報告するよう財務相に指示した。

民間団体の「憂慮する科学者同盟」(本部・米マサチューセ ッツ州)の戦略・政策担当ディレクター、オールデン・マイアー 氏は「今回のサミットは気候変動に関して前進する機会を逃し た」と指摘。「G20首脳は、気候変動の交渉で行き詰まった現 状の打開に必要な勇敢な一歩を踏み出さなかった」と語った。

今年12月にはコペンハーゲンに約190カ国が集まり、2012 年に期限切れとなる京都議定書以降の新たな枠組み合意に向けた 交渉が行われる。

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