米国株(25日):下落、耐久財受注や新築販売を嫌気

米株式相場は下落。週間ベー スでは7月以来の大幅な値下がりだった。午前に発表された8月の 米耐久財受注が予想外に減少したほか、新築住宅販売も予想ほど伸 びなかったことに圧迫され、消費者信頼感の改善も買い材料にはな らなかった。

複合電機のゼネラル・エレクトリック(GE)やアルミ生産の アルコア、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスはいずれ も下落。商務省が発表した耐久財受注は前月比で2.4%減少した。

携帯情報端末「ブラックベリー」を製造するリサーチ・イン・ モーションも大幅安。同社の販売見通しはアナリスト予想に及ばな かった。バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシティグループも安 い。米連邦預金保険公社(FDIC)のベアー総裁がは大手金融機関 を対象にした救済策の終了を求めたのが背景。

フェデレーテッド・インベスターズ(ニューヨーク)の主任株 式市場ストラテジスト、フィリップ・オーランド氏は、「この日に 限らず、今週発表された経済統計は強弱混在だった。景気は月に向 かって一直線に上昇しているわけではないことが示された。株式市 場についても同じことが言える」と述べた。

S&P500種株価指数は前日比0.6%安の1044.38。ダウ工業 株30種平均は同42.25ドル(0.4%)下げて9665.19ドル。ナス ダック総合指数は同0.8%下げて2090.92。S&P500種は週間ベ ースでは2.2%安、7月初め以来で最大の下げだった。

S&P500種は今年3月9日から前日までに54%値を戻した。 ブルームバーグがまとめたデータによると、平均株価収益率(PE R)は約20倍と、2004年以来の高水準となっている。

PNCウェルス・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、 ウィリアム・ストーン氏は「米国は回復途中にある。株価は半年前ほ ど割安ではない。しかし予想以上に回復が良好ならば、株式投資はほ かと比べて魅力的な対象と言えよう」と述べた。

金融株

S&P500種金融株価指数は3月6日の17年ぶり安値から 140%戻した。ブルームバーグがまとめたデータによると、米政府 が融資や支出、保証した総額は11兆6000億ドルと、今年3月末時 点から9.4%減少した。

この日のS&P500種金融株価指数は1.1%安。JPモルガ ン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)とF DICのベアー総裁は、ニューヨークで開かれた会議で、破たんした 場合に経済に悪影響を及ぼすほどの大企業に対する救済策の終了を 求めた。ダイモンCEOとベアー総裁は税金で賄われた救済策に頼 らずに、破たん企業を解体できるような仕組みが必要だと訴えた。

BOAは2.2%安、シティは1.1%の下げだった。ウェルズ・ ファーゴやゴールドマン・サックス・グループも値下がりした。

RIMやKBホーム

リサーチ・イン・モーション(RIM)は17%の大幅安。同社 が示した9-11月(第3四半期)の売上高予想は最大38億5000 万ドルと、アナリスト予想平均の39億1000万ドルを下回った。

米住宅建築大手KBホームはS&P500種銘柄のなかで最大の値 下がりだった。同社が発表した6-8月(第3四半期)決算は1株 当たり損失が87セントと、アナリスト予想(63セント)より悪か った。

米資産運用会社レッグ・メイソンも安い。BOAは、同社の株 価が見通しの28ドルを突破した後、同銘柄の投資判断を「ニュー トラル」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

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