眠れぬ夜がアルツハイマー病の原因か、マウス実験で示唆-サイエンス

眠れない夜が続くと、徐々にアル ツハイマー病が進行する可能性があることが、マウスを使った研究結 果から示唆された。

ジェウン・カン氏らが行った研究によると、眠りを強制的に妨げ られたマウスは、人間のアルツハイマー病の進行に関連したタンパク 質が脳内に蓄積した。研究論文は米学術雑誌サイエンスが25日に公 表した。

カン氏は、人間を対象に研究を積み重ねれば、青年期や中年期の慢 性的な睡眠不足が後年のアルツハイマー病発症リスクを高めるかどう かが探れるだろうと指摘。シカゴにあるアルツハイマー病関連団体に よると、米国人患者は約530万人に上る。現在治療法はなく、米国で 販売されている薬は症状を1年程度緩和させる効果にとどまる。

ワシントン大学の研究者のカン氏は電話インタビューで「人間の睡 眠障害の治療は正常な生活を取り戻すという即効性だけでなく、より 健康な脳を持つという長期的な効果の面でも重要だということを証明 したい」と語った。

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