富士通:間塚会長が社長を兼務-野副氏は病気で相談役に

情報システム構築国内最大手の富士 通は25日、間塚道義会長(65)が同日付で社長を兼務する、と発表し た。野副州旦社長(62)が病気療養を理由に辞任を申し出たため。野副 氏は取締役も退き、相談役となった。

野副氏は昨年6月社長に就任し、強気の経営路線を推進。今年7月 には、前期(09年3月期)で1124億円の赤字だった純損益を、海外事 業強化などで12年3月期に過去最高1300億円の黒字に転換させる中期 経営計画を発表していた。

間塚氏は営業畑出身。1968年に富士通ファコム(現富士通エフ・ アイ・ピー)に入社後、71年に富士通本体に転社し01年取締役に就任。 昨年6月の野副氏の社長就任に伴い、副社長から会長となっていた。

25日の就任会見で間塚氏は構造改革を続行すると強調。中計につ いても「今回の交代を理由に変えることはない。中計は皆で考えたも の」として、間塚氏が進捗を確認することで具体化していくと話した。

間塚氏は「緊急事態の影響を最小限にとどめる」ために、「当面は 社長を兼任するが、その後しかるべきタイミングで後任社長を選任した い」と発言。同席した藤田正美執行役員常務によると、09年度下期に 作る予定にしていた指名委員会で選ぶ形になるが、時期は不明という。

間塚氏によると、辞任の申し出は25日の定例取締役会の前に出社 した野副氏から直接伝えられた。取締役会で間塚氏の兼任が提案され決 議した。野副氏とは9月の連休前に直接会ったが、その際は「病気を気 にしなければいけない状況」には見えなかったという。

富士通の株価終値は、前日比27円(4.2%)安の613円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE