米投資会社、株高受け市場に復帰-セレクト・メディカルがIPO

レバレッジド・バイアウト (LBO)を手掛ける企業の間で、70年ぶりの大幅な株式相場 上昇を好機として活用しようとする動きが広がる中、病院経営の 米セレクト・メディカル・ホールディングスの株主は、新規株式 公開(IPO)で出資額の2倍近い価値を確保することを目指し た。

ブルームバーグの調べによると、プライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社であるウェルシュ・カーソン・アン ダーソン・アンド・ストウとトーマ・クレッセイ・ブラボはIP Oで3億ドルを調達したが、目標額の最大4億3330万ドルには 届かなかった。ただ、両社が予定通りセレクト・メディカルの株 式59%を維持した場合、その価値は8億8500万ドルとなり、 2005年2月の買収時に拠出した規模を43%上回ることになる。

投資会社は企業買収で抱えた負債を返済し、投資家に利益を 還元するため、IPOを準備している。S&P500種株価指数が 3月9日以降57%上昇したことを背景に、投資会社KKRやシ ルバー・レイク、フォートレス・インベストメント・グループな どが株式売却を計画している。

法律事務所カークランド・アンド・エリスのパートナー・ア ンドルー・ライト氏は「PEのパフォーマンスが不調ななかで、 投資のリターンを魅力的な価値で具体的に示せることは説得力が あり、今後の資金調達に寄与しそうだ」と指摘した。

ブルームバーグのデータによると、セレクト・メディカルは 1株10ドルで、予定より10%少ない3000万株を売却した。I PO価格は11-13ドルを目指していた。25日のニューヨーク証 券取引所(NYSE)で初取引が行われる。

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