テレビ通販好調でトライステ株が急反発、巣ごもり効果-業績増額修正

テレビ通販などの支援を手掛ける トライステージ株が一時、前日比9.5%高の3450円と反発。8月11 日(11%高)以来の上昇率を記録した。自宅に居ながら買い物をする テレビ通販の利用が拡大、同社顧客企業の業績が好調に推移している。 顧客先企業の業況をみて、通期(2010年2月期)業績予想を再度増額 修正したことが好感された。

修正後の今期業績予想(非連結)によると、本業のもうけを示す営 業利益は前期比68%増の34億2500万円の見通し。前回予想の26億 4400万円から3割上振れる。顧客企業が通販番組や通販CMを拡充し た結果、トライステに入るメディア取扱額が増加。経費抑制もあり、営 業利益率は10%と前期から2ポイント程度向上する見込みだ。

同社IR担当の白井悠介氏は。「いわゆる『巣ごもり消費』の拡大 などを背景に通販番組や通販CMの枠が増えている」と指摘。メディア 取扱額の詳細などは、9月30日に予定する上半期(3-8月期)決算 などで具体的な数値を挙げて説明するとしている。

コスモ証券投資情報部の小川浩一郎氏によると、巣ごもり消費の拡 大以上に、通販に対する悪いイメージが払しょくされたことが大きいと いう。「通販をめぐる流通機構などが変わってきた結果、だいぶユーザ ーフレンドになってきたようだ。忙しい人、若い女性がテレビ通販やネ ット通販を利用するケースが増え、トライステージの事業環境は良い」 との見方を示した。

また小川氏は、トライステが借入金もなく、財務体質が健全なこと や株主資本利益率(ROE)が51.4%と高いことを評価。「今後も成 長株として株式時価総額を大きくしていくのではないか」と話している。 現状の時価総額は約242億円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE