欧州委員長:金融改革と幹部報酬、協調行動求める圧力維持を-G20

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会のバローゾ委員長は24日、20カ国・地域(G20)首脳ら は、米ピッツバーグでこの日開幕する首脳会議(金融サミット)に向 けて、金融市場の改革と幹部報酬に関する協調行動を迫る圧力を維持 する必要があると訴えた。

同委員長はピッツバーグ大学での昼食会で、「将来の金融セクタ ーの健全性と成功を確実にする行動を推進する必要がある」と指摘。 「報酬に関して各国協調の下で思い切った国際的行動を強力に推し進 めることもそれに含まれるべきだ」と語った。

ドイツのメルケル首相もG20首脳らに対し、2日間の金融サミッ トで銀行報酬と資本水準の問題から関心をそらすことがないよう警告 しており、バローゾ委員長の発言はそれに歩調を合わせる形で行われ た。欧州委は23日、強力な権限を持つ銀行と証券、リスクの監視機関 を創設し、加盟27カ国全体の金融監督を一元化する構想を打ち出した。

バローゾ委員長は先の発言とは別に声明を発表し、「景気回復が 今後持続すれば、G20は金融市場改革を加速させる必要があり、『過 去の悪習』に戻ることを決して許してはならない」と強調。「欧州の 人々は、公的資金に頼る金融機関が一部残っているにもかかわらず、 再び法外なボーナスを支払う銀行にがくぜんとしている」と述べた。

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