第一三共と米リリーの「エフィエント」、競合薬よりコスト安-調査

米製薬大手イーライ・リリーと第 一三共の抗血栓治療用新薬「エフィエント」は、米ブリストル・マイ ヤーズ・スクイブと仏サノフィ・アベンティスが開発した「プラビッ クス」よりも心臓病患者にかかるコストが安いことが調査で分かった。

米ミズーリ州カンザスシティーのセントルークス中米心臓研究所 の調査部門ディレクター、デービッド・コーエン氏は24日、心臓病 治療用機器の会合で、1年3カ月間の調査でエフィエントに患者1人 当たり平均221ドル(約2万円)のコスト節減効果が示されたと発表 した。調査を率いた同氏によれば、この数字は医薬品自体のコストの ほか、病院での治療や心臓外科手術などにかかる費用を考慮した。

エフィエントは、血管形成術を施されている急性冠症候群の患者 の心臓発作や脳卒中の予防薬として今年7月に米国で認可を受けた。 競合するプラビックスの昨年の売上高は82億ドルだった。

このコスト分析は1万3608人の患者を対象としたより大規模な 調査の一環で、その中で、エフィエントは心臓病による死者数を減ら す上でプラビックスよりも効果のあることが分かった。ただ、アメリ カ心臓協会の2007年11月の会合で発表された研究結果では、エフ ィエントを服用している患者が出血多量で死に至るケースはプラビッ クス服用の場合よりも多かった。

リリーと第一三共が資金提供し、患者6700人を対象とする今回 の調査によれば、エフィエント服用患者の1年3カ月間のコスト総額 は2万6067ドル。これに対し、プラビックスは2万6288ドルだっ た。月間ベースでは、エフィエントのコストは166ドル、プラビック スは141ドルとなっている。

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