米S&P500指数の年末予想を1050に上方修正-モルガンS

モルガン・スタンレーのストラテ ジスト、ジェイソン・トッド氏は24日、予想を上回る企業業績を理由 に挙げ、S&P500種株価指数の年末時点の予想を1050と、従来予想 の900から17%引き上げた。ブルームバーグが行った株式ストラテジ スト対象の調査で、同氏はこれまで最も弱気な見通しを示していた。

トッド氏はS&P500種が3月9日に付けた安値から41%上昇し た7月、投資家に株式保有を減らすよう推奨していた。同指数はその 後約10%上昇し、24日終値は1050.78。同氏はまた、S&P500種構 成企業の2010年の利益見通しを13%引き上げ、1株70ドルとした。

同氏は24日付の投資家向けリポートで、「現在の上昇相場は大規 模な弱気相場に続く典型的なもので、数年間にわたる新たな強気相場 の始まりではない」としながらも、「ただ、われわれが従来想定して いたよりも長く続く可能性がある」との見方を示した。

ウォール街の大手証券会社の株価予想は、1930年代以来で最も急 ピッチなS&P500種の上昇に追いついていない。S&P500種の現在 の水準は、ブルームバーグが今月実施した調査に回答したストラテジ スト10人中9人の見通しを上回っている。これは少なくとも1999年 以来で初めての現象だ。ストラテジストらの予想平均は1037となって いる。

トッド氏の新たな予測は24日終値を0.1%下回るが、同氏はS& P500種が年末までに最高1100まで上昇する可能性があるとみている。

ジョイス氏、ガースウェイト氏

トッド氏の予想は、モントリオール銀行のベン・ジョイス氏、ク レディ・スイス・グループのアンドルー・ガースウェイト氏、RBC キャピタル・マーケッツのマイルズ・ザイブロック氏と同水準。最も 弱気だったのはバークレイズのバリー・ナップ氏で、930を予想して いる。

トッド氏は「株式市場の伝統的な指標はどれも強い売りシグナル を発してはいない」と述べ、「年末にかけて強い成長データが公表さ れる見通しに加えて、流動性も引き続き潤沢であり、相場の上値を抑 える向かい風は限定的だ」と説明した。

同氏はまた、S&P500種構成企業の09年の利益見通しを7.8% 上方修正し、1株55ドルとした。ブルームバーグが集計したアナリス ト予想によれば、過去2年間続いた企業利益の落ち込みは09年10- 12月期で終わりを迎え、平均で62%増益になると見込まれている。

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