【個別銘柄】野村など証券、日航、住友不、日電硝、アイフル、トイザ

25日の日本株市場における材料銘 柄の値動きは以下の通り。

野村ホールディングス(8604):16%安の573円でストップ安 (値幅制限いっぱいの下落)比例配分。国内外で最大8億株の新株式 (普通株)を発行し、最大約5113億円を調達すると前日に発表。これ により株式は約22%希薄化する。1株価値の希薄化懸念に加え、日興 シティグループ証券が24日に投資判断を「2(ホールド)」から「3 (売り)」に下げたことも影響。大和証券グループ本社(8601)など も安く、東証1部33業種の証券・商品先物は11%安で下落率1位。

日本航空(9205):7.6%安の133円。一時130円と連日で上場 来安値を更新。前日に国土交通省に対して公的支援を要請したが、動向 は不透明として下げ止まらない。同社の西松遥社長は前日、国交相と会 談して産業活力再生特別措置法(産活法)活用を表明して公的資金の投 入を要請。前原誠司国交相は日航の経営改善策が実効性で満足できない とし、首相に判断を一任する考えを示した。

住友不動産(8830):5.6%安の1680円。大和証券SMBC金融 証券研究所は24日、大手3社内で相対的なバリュエーションの割安感 が薄れたとして投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォー ム)」に引き下げた。

野村不動産ホールディングス(3231):5.4%安の1494円。マン ション分譲などに伴う利益を減額し、大和証券SMBCでは同社の 2011年3月期の業績予想を下方修正した。業績の回復ペースが、従来 想定に比べ鈍化すると懸念された。大和証券SMBCは24日付で、投 資判断を「1」から「3(中立)」へ2段階引き下げた。

ダヴィンチ・ホールディングス(4314):10%安の7750円。一時 ストップ安となる1000円(12%)安の7630円まで売られた。同社は 11日、運用するファンドが保有する大型ビルのローン返済期限25日を 控え、債権者との間で延長協議を行っているが、期日までの延長合意が 困難な見込みと発表。この発表以降、同社株は下げ基調が続いている。

セントラル硝子(4044):3.8%安の408円。25日付の日本経済 新聞朝刊によると、第2四半期(7-9月期)の連結営業損益はほぼゼ ロになる見通し。前年同期は21億円の黒字。自動車用ガラスの需要は 持ち直しているが、建材用ウレタンの生産調整などで稼働率が低下する ためという。

日本電気硝子(5214):3.1%高の911円。フラットパネルディス プレイ用ガラスの需要回復で、第2四半期(4-9月)累計の連結最終 利益は150億円の見通しになった、と発表。従来予想は60億円から 100 億円だった。第3四半期(10-12月)は前年同期と比べ15- 30%程度の増収、営業利益は80-120%程度の増益を見込む。

アイフル(8515):17%高の119円で、東証1部の上昇率1位。 日興シティグループ証券は24 日、投資判断を「3(売り)」から「2 (ホールド)」に引き上げた。事業再生ADR手続による債務返済猶予 を申請し、当面の資金繰り不安が解消されると見ているため。

高島屋(8233):2%安の728円。25日付の日経新聞朝刊による と、第2四半期累計(3-8月)の連結営業利益は前年同期比65%減 の50 億円程度になったもよう。天候不順による来店客数の伸び悩み、 宝飾ほか高額品の低迷で従来予想から10億円下振れるという。

日本テクシード(2431):29%高の354円ストップ高比例配分。 テンプホールディングス(2181)は日テクシドを株式公開買い付け (TOB)で子会社化すると前日に発表。買付価格の1株525円にさ や寄せする展開。日テクシドの筆頭株主であるアーク(7873)は、テ ンプHDが実施するTOBに全株応募する。アークは5.8%高の73円、 テンプは9.8%高の833円。

ユニー(8270):2.9%安の672円。一時4.3%安の662円と08 年10月28日以来、約11カ月ぶりの安値。消費者の節約志向の高まり や天候不順などを理由に、10年2月期の業績予想を減額。連結純損益 は一転赤字の見通しで、厳しい業界内競争を警戒する売りが膨らんだ。

オークマ(6103):3.1%安の475円。工作機械需要の減少や価格 競争の激化などから、10年3月期の赤字幅が従来計画以上に拡大する 見通しとなった。業績予想の減額幅が予想以上に大きいとの見方から、 失望売りが先行。10年3月期の連結最終損益は155億円の赤字と、従 来予想の35億円の赤字から損失が拡大する見通し。

西松屋チェーン(7545):6.7%高の941円。仕入れ条件の改善な どで粗利益率が向上、上半期決算は3割近い最終増益を達成した。同社 が強みを持っていた幼児向けに加え、小学生向けにも同社商品が浸透し 始めていることも確認でき、買いが優勢となった。

住石ホールディングス(1514):14%高の108円。一時32%高の 125 円と約3カ月ぶりの高値水準を回復。豪州炭鉱会社ワンボ社から の第2四半期末における受取配当金が期初予想から増加することを受け、 10年3月期の連結最終利益計画を従来の2億5000万円から前期比3.2 倍の6億5000万円に引き上げた。

トライステージ(2178):1.3%高の3190円。自宅に居ながら買 い物をするテレビ通販の利用が拡大、同社顧客企業の業績が好調に推移 している。顧客先企業の業況をみて、10年2月期の業績予想を再度増 額修正したことが好感された。

JT(2914):3.5%安の30万8000円。政権交代に絡む価格政 策への期待は株価に織り込まれた上、円高進行などによる業績悪化の可 能性を一部アナリストが指摘し、持ち高を整理する売りが優勢だった。 クレディ・スイス証券は24日、投資判断を「アウトパフォーム」から 「中立」に引き下げた。

三櫻工業(6584):6%高の635円。一時7.5%高の644円と大 幅続伸し、8月14日に付けた年初来高値(648円)に迫った。政府が 実施する減税措置や補助金制度による自動車販売台数の増加で、同社の 自動車向けチューブや樹脂製品の販売も好調、10年3月期の業績予想 を上方修正したことを好感した。

日本トイザらス(7645):ストップ高となる80円(22%)高の 451円で比例配分。同社親会社の米トイザラスが完全子会社化すること を決定した、と前日発表した。傘下の投資会社を通じて1株729円で 株式公開買い付け(TOB)を実施するため、これにさや寄せする格好 で買い注文が膨らんだ。

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