野村不HD株が半年ぶり下落率、来期の業績回復ペース鈍化を懸念

「プラウド」ブランドでマンショ ン開発を手掛ける野村不動産ホールディングスの株価が急落し、約半年 ぶりの下落率を記録。マンション分譲などに伴う利益を減額し、大和証 券SMBCでは同社の来期(2011年3月期)業績予想を下方修正した。 業績の回復ペースが、従来想定に比べ鈍化すると懸念された。

株価は前日比7.9%安の1456円まで売られ、2カ月超ぶりの安値 水準。取引時間中の下落率としては、3月31日(8.6%)以来。

大和証券の中川雅人アナリストは24日、採算性を再精査したこと に伴って同社のマンション分譲と収益不動産売却の利益想定を減額し、 来期の経常利益予想を275億円と試算した。従来予想は370億円だっ た。会社側の今期計画(230億円)に対する増益率は、従来の61%か ら減額後は20%へ低下する。

その上で中川氏は、野村不HDの依存度が高いマンション市場の復 調が株式市場に認識されつつあるとしたほか、同社評価の要である資産 運用ビジネスにおける受託資産の積み上がりが停滞しているとも指摘。 それらを総合的に勘案した結果、投資判断を「買い」から「中立」へ2 段階引き下げた。

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