メルケル独首相:G20は引き続き銀行のリスクテーク縮小に重点を

【記者:Simon Kennedy、Rainer Buergin】

9月24日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相は24日、 ピッツバーグで開催のG20首脳会議(金融サミット)を控える中、 米英両国がG20首脳の関心を銀行規制の修正からそらそうとしてい ると批判した。

メルケル首相は、G20は大恐慌以来最悪となった金融危機の再 発防止策を議論する中で、米国が提案する世界経済の再均衡化よりも、 銀行のリスクテーク縮小に重点を置くべきだと語った。

メルケル首相は米国に向けて出発する前にベルリンで、「われわ れは今、金融市場規制を忘れて別の選択肢を模索すべきではない」と 指摘。「金融市場規制の問題が今後も引き続き中心テーマとなるかど うかは重大な岐路となるだろう」と語った。

メルケル首相の批判は、サミット開幕直前になってもG20首脳 が会議の目的で一致できてないことをあらためて示している。メルケ ル首相とフランスのサルコジ大統領が銀行の報酬に重点を置きたい 考えなのに対し、米英両国は米国の低い貯蓄率や中国の内需の問題な ど、世界的な不均衡の縮小に向けた枠組みで一致する必要性を強調し ている。

ウニクレディト・グループのチーフエコノミスト、マルコ・アヌ ンツィアタ氏は「新たなG20首脳会議が始まろうとしているが、見 通しは芳しくない」とした上で、「いつもながらのG20政治が戻って きた」と語った。

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