米国債証書10.6兆円相当は偽物、8月にイタリアで押収-検察官

8月にイタリアで額面合計1160 億ドル(約10兆6000億円)相当の米国債証書が押収された事件で、 この事件を担当している検察官は24日、証書が偽物であり、米投資 家向け販売を狙ったものだったことを明らかにした。

フランチェスコ・デトリ検察官はインタビューで、偽造証書は フィリピンからイタリアに送付され、伊ミラノのマルペンサ空港で押 収されたと述べた。6月には1340億ドル相当の偽造米国債が、スイ スに不正に持ち出そうとしていた日本人の男2人から押収された。2 人の身柄は拘束されず、現在行方不明。

6、8月に押収された「米国債」はともに1934年発行、額面5 億ドルの偽造証書だったが、デトリ氏によると、検察当局は両事件の 関係を裏付ける証拠をまだつかんでいないという。

同検察官によれば、今回摘発された偽造証書の送り主と受取人 はフィリピン国籍の男性と女性の兄弟で、ともにイタリアの警察に逮 捕され、男性は現在も拘束されている。エホバの証人の一員と称して おり、販売して布教の資金にする目的だったと自供しているという。

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