米FRB:総資産が7週連続増加、米国債やMBS購入で-週間統計

米連邦準備制度理事会(FRB) が24日発表したバランスシート(貸借対照表)週間報告によると、 23日現在の総資産は前週比189億ドル(0.9%)増の2兆1600億 ドルと、7週連続で増加した。米国債や住宅ローン担保証券(MBS) の保有が拡大した。

23日現在、米国債の保有残高は前週比58億ドル増の7656億ド ル。MBSは85億ドル増の6936億ドル。政府支援機関(GSE) 債は40億ドル増の1292億ドル。

バーナンキFRB議長ら金融当局者は、2つの目標の均衡を保つ ことを目指している。大恐慌以降最悪となったリセッション(景気後 退)と金融危機からの景気回復を確保することと、インフレ加速と金 利上昇の回避を図るため時宜を得た形で刺激策の解除を行っていく ことだ。

FRBは24日、商業銀行向けのターム・オークション・ファシ リティー(TAF)と債券ディーラー向けのターム物証券貸与ファシ リティー(TSLF)の規模を縮小すると発表。金融市場の「継続的 な改善」を理由に挙げた。

FRBは22、23の両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC) 会合で、MBSと住宅関連機関債の購入ペースを緩め、当初は年末に 終了する予定だった購入プログラムを3カ月延長する方針を決定し た。政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標はゼ ロから0.25%のレンジで据え置いた。

FRBは過去2年間にわたり、金融機関への融資を増し、米保険 会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に緊急融 資を行ったほか、コマーシャルペーパー(CP)や資産担保証券(A BS)市場を支援するための信用を拡大してきた。

TAF、CPFF

23日現在、TAFに基づく商業銀行向け貸出残高は変わらずの 1960億ドル。商業銀行向け窓口(公定歩合)貸出残高は282億ドル から285億ドルに増加した。コマーシャルペーパー(CP)をFR Bが直接購入する緊急プログラム(CPFF、昨年10月導入)のC P保有残高(額面ベース)は385億ドルから380億ドルに減少した。

各国中銀との通貨スワップ協定に基づくドルの貸出残高は前週 比19億8000万ドル減の591億ドル。

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