英中銀デール氏:資産価格リスク懸念し、買い取り規模制限を支持

イングランド銀行(英中央銀行) のチーフエコノミスト、スペンサー・デール氏は24日、最大1750億 ポンド(約25兆6300億円)の資産買い取りプログラムについて、増 額すれば資産価格の上昇を過度にあおるリスクがあるため、買い取り 規模の制限を支持すると語った。

デール氏はこの日、イングランドのエクセターで講演し、「相当 量の流動性を注入することで一部の資産価格が不当に上昇する結果、 その是正に大きな犠牲を払うことになりかねない」と述べ、「行き過 ぎについてのわたしの主要な懸念は、資産買い取りを政策手段として 用いることにかかわる見通しの難しさに起因している」と説明した。

8月の金融政策委員会(MPC)では、キング英中銀総裁らが景 気回復を確かなものとするため、資産買い取り規模を最大2000億ポン ドに増額する案を主張したが、デール氏ら6人のメンバーが反対した。 今月のMPCでは、全会一致で買い取り規模の維持を決めたことが23 日公表の議事録で明らかになった。

デール氏は24日、「6カ月ないし9カ月前の状況と比べると、経 済見通しの著しい改善が見られる」と指摘し、「失業率はしばらく上 昇が続く公算が大きく、企業はなお需要低迷に直面するだろう。景気 回復のペースは鈍く、時間がかかるかもしれない」との見方を示した。

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