藤井財務相:安易な市場介入に反対の意向-あらためて表明

藤井裕久財務相は24日、米ピッツ バーグでガイトナー米財務長官と会談した。会談後に記者団からの質 問に対し、安易な市場介入に反対する姿勢をあらためて示した。

藤井財務相はこの中で、4月にロンドンで行われた20カ国・地域 (G20)緊急首脳会合(金融サミット)でも通貨安政策は回避すべき だとの認識だったと指摘。その上で、「これは円だけに当てはまること ではない」と述べ、「安易に介入すること」は支持しない考えを表明し た。

こうした発言は、輸出促進のための通貨安を支持していたとされ る前政権の論調からの変化を浮き彫りにするものだ。自民党主導の前 政権は過去5年間、円売りは実施しなかったものの、米国の「強いド ル」政策への支援に歩調を合わせた為替介入の歴史を持つ。

藤井財務相は「円高政策は別にとるわけでもないが、意図的な円 安政策というのはロンドンサミットでもやめようということだった」 と述べ、「市場というのは自由経済の牙城であり、為替、株式市場であ ろうが安易に介入するのはどうか」と疑問を呈した。

同相はまた、日本政府は輸入物価の低下を狙った為替政策はとら ないと述べ、「為替というものは市場の実情に沿って動いている」と指 摘した。

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