米国債:3日続伸、中古住宅販売減が7年債入札需要喚起

米国債相場は3日続伸。8月の 中古住宅販売件数が予想外に減少したため、290億ドルと過去最高の 発行額となった7年債入札への需要が予想よりも強くなり、買いが膨 らんだ。

7年債入札の最高落札利回りは3.005%と、市場予想の

3.047%を下回った。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.79倍 と、過去7回の平均2.48倍を上回った。同国債を含め今週は入札が 3回実施され、発行総額は1120億ドルに上った。

HSBCセキュリティーズの金利ストラテジスト、ローレンス・ ダイヤー氏は入札について「意外に強かった。この利回り水準ではリ スクをとってでも入札への意欲が強い」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後3時26分現在、既発7年債利回りは前日比4ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01ポイント)低下の2.99%。7年債(表面利 率3%、償還2016年8月)価格は1/4上げ、100 2/32。10年債 利回りは3bp低下の3.38%。一時は3.361%と14日以来の低水 準を付けた。

スタイフェル・ニコラウスの国債トレーディング責任者、マーテ ィン・ミッチェル氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)が機関債と 住宅ローン担保証券(MBS)の積極的な買い手であるため、信用ス プレッドが縮小している。それにより、銀行がこれらのセクターから 資金を米国債に移しているため、国債に買いが集まっている」と指摘 した。

7年債入札では、海外の中央銀行を含む間接入札の落札に占める 割合が61.7%になった。過去7回の平均は46.2%。

住宅

全米不動産業者協会(NAR)が24日に発表した8月の中古住 宅販売件数(季節調整済み、年換算)は前月比2.7%減の510万戸。 中古住宅価格(中央値)は前年同月から12.5%下落した。

キャンター・フィッツジェラルド(ニューヨーク)の金利責任者、 ブライアン・エドモンズ氏は「雇用は依然として減少しており、住宅 市場は波がある。リスク資産から米国債に向かっている資金が多い。 米国債の需要は引き続き強いだろう」と語った。

23日の5年債入札の規模は過去最高の400億ドル。22日の2年 債入札の発行額は430億ドルだった。

プログラム縮小

FRBは24日、商業銀行と債券ディーラーを対象とした2つの 緊急融資プログラムを縮小すると発表した。金融市場の改善が続いて いるためと説明した。

米労働省が24日に発表した19日に終わった1週間の新規失業保 険申請件数(季節調整済み)は53万件と、前週から2万1000件減 少した。

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