欧州株:大幅安、米住宅統計とFRB緊急措置縮小で-H&Mが安い

欧州株式相場は8月17日以降で最 大の下げを記録した。この日発表された8月の米中古住宅販売件数が 予想に反して減少したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が2つ の資金供給プログラムを縮小すると発表したことを受け、売りが加速 した。

スウェーデンの衣料小売り大手、ヘネス・アンド・マウリッツ (H&M)を中心に小売り関連銘柄が下げた。同社売上高が悪化した ことがきっかけ。英投資会社3iグループは3.1%安。同社の新規投 資ペースが鈍化したことが売りを誘った。

金属・原油相場の下落を背景に、オーストラリアの鉱山会社BH Pビリトンと、フランスの石油会社トタルが安い。

ダウ欧州600指数は前日比1.94%安の239.98と、先月17日 (1.98%安)以降で最大の値下がり。同指数は3月9日の水準からな お52%上げている。

RBSクーツ銀行で約1億1400万ドルの資産運用に携わるルド ルフ・ブクストルフ氏は「市場は十分に成熟しており、数日間の連続 安もあり得る。相場上昇は飽和状態で、いかなる弱材料でも下落の引 き金となる。株価はもはや割安ではない」と語った。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、同指数構成銘柄の 株価収益率(PER)は50倍と、2003年以来で最高となった。

24日の西欧市場では、アイスランドを除く17カ国で主要株価 指数が下落。ダウ・ユーロ50種指数は前日比1.7%安、ダウ・欧州 50種指数は2%下げた。

ダウ・ユーロ50種株価指数が下落した場合の保険として使われ るオプションの費用に連動するVstoxx指数は5.9%上昇の

27.11と、3週間で最大の上げとなった。

H&Mは4.3%安。同社の8月の既存店売上高は11%減少し、 4カ月連続の下げとなった。ダウ欧州600指数の小売り銘柄は

2.6%低下した。

BHPは1.9%下げ、英豪系鉱山会社リオ・ティントは2.1%安 となった。トタルは3.4%下落した。ニューヨークの原油先物相場が 1カ月ぶり安値となったことが嫌気された。

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