鳩山首相:経済再生への決意、東アジア共同体構想を表明-国連総会

鳩山由紀夫首相は24日、ニュ ーヨークの国連総会で一般討論演説を行い、民主党政権の経済政策を 推進して国内経済を再生し、東アジア共同体の構築を目指すなどを通 じて、「友愛精神に基づき、東洋と西洋の間、先進国と途上国の間、 多様な文明の間などで世界の”架け橋”となるべく、全力を尽くす」 と表明した。

鳩山首相は子ども手当てなど先週発足した新政権の経済政策を実 行し、2020年まで温暖化ガスの排出を25%削減するために電気自動 車や太陽光発電、クリーンエネルギー事業で新しい市場を開拓するこ とで、「日本経済は復活の狼煙をあげるに違いない」と表明。

さらに、日本経済はグローバル化に「適切に対処する必要があ る」と述べ、今夕からピッツバーグで開催される20カ国・地域(G 20)緊急首脳会合(金融サミット)などで、市場メカニズムでは調整 困難な貧富の差や、マネーゲーム制御の仕組み作りのため、「日本は 共通のルール作りに向けて、”架け橋”の役割を果たす」と宣言した。

核問題については、被爆国として核軍縮の促進役になれる可能性 を指摘し、北朝鮮の核実験とミサイル発射を非難。北朝鮮が昨年合意 した拉致の再調査を実行に移すなどの「前向きかつ誠意ある行動があ れば、日本としても前向きに対応する用意がある」と述べた。

中国の胡主席との会談でも表明した東アジア共同体の構築にも触 れ、これまで「過去の誤った行動に起因する歴史的事情」によって積 極的な役割を果たすことにためらいがあったが、「新しい日本は、歴 史を乗り越えてアジアの国々の”架け橋”になることを望んでいる」 と述べ、自由貿易協定(FTA)、金融、通貨、エネルギー、環境、 災害救助などの分野で協力を進めたいと語った。

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