鉱業協会会長:銅供給減の可能性高い、チリの鉱山スト懸念(Update1

日本鉱業協会の岡田昌徳会長(日 鉱金属社長)は24日、都内で開いた定例会見で、世界最大の鉱山会社、 豪BHPビリトンなどが所有する複数のチリ銅鉱山の労使契約更改に 関連して、「ストライキが起こり、銅鉱石の供給が減る可能性が高い」 と述べ、「銅価格が大きく上昇する可能性がある」との見解を示した。

チリでは8月以来、BHPが所有するスペンス銅鉱山で労使交渉 が続いている。日本鉱業協会のまとめによると、同鉱山の組合側は

5.5%の賃金アップに加え、1人当たり1500万ペソ(約252万円)の ボーナスを要求しており、会社側からの2回の条件提示を拒否し、ス トも辞さない構えだという。

スペンス銅鉱山のほかにも、チリでは鉱山会社側と労働側との間 で労使交渉が相次ぐ。年末までに、BHPビリトンが所有する世界最 大の銅鉱山、エスコンディーダなど少なくとも6鉱山で交渉が行われ るという。岡田会長は「世界の10指に入る銅鉱山のうち3つが含まれ ている」と指摘、「最近の銅価格の上昇を受けて組合側が強気の姿勢で 臨んでくるとみられ、銅相場の大きな波乱条件となるだろう」と語っ た。

国内非鉄金属需要は8割程度に回復

非鉄金属の需要について、岡田会長は「ほぼ全分野でピーク時の 7-8割まで回復してきている」とし、銅需要についても、足元で「前 年比8割弱の水準まで回復してきた」と述べた。自動車関連需要の復 調により、伸銅品向けが前年比7-8割程度、電線向けも同7割程度 の水準まで回復しているという。

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