旭ダイヤ株が高値に接近、固定費削減で赤字幅縮小-受注も改善中

ダイヤ工具で国内シェアトップの 旭ダイヤモンド工業の株価が急反発。コスト削減が進み収益性が良くな っている上、電子・半導体向け工具の需要が回復しており、今後の収益 改善などを期待する買いが優勢になった。

この日は買い気配で取引を開始、午前9時15分すぎに前営業日比

5.9%高の713円で4万株の売買が成立した。同社株の年初来高値は今 月11日に付けた732円で、直近高値まで2.6%に迫った。

旭ダイヤが18日に公表した業績予想の修正によると、上半期(4 -9月期)の連結純損失は5億2000万円となる見込み。前回予想の 12億円の損失から6億8000万円赤字幅が縮小する。非正規社員の削 減などで人件費を圧縮、経費構造をスリム化した。売上高は前年同期比 42%減の112億円の見通しで、前回予想を3億円(2.8%)上回る。

立花証券の島田嘉一アナリストは、「半導体市況の回復やLED (発光ダイオード)需要の拡大に連れ、電子・半導体分野の受注が改善 しつつあるようだ。事業環境は下期にかけて良くなっていくと思われ る」と分析していた。

旭ダイヤは11月2日に上半期決算を公表する予定。同社総務部長 の鈴木徹氏は、同社の業況内容は良くなっていると認めているが、「業 種によって改善の度合いが違い、まだらもよう」と強調。売り上げの多 くを占める自動車産業向けについて、「世間で言われているほど生産は 伸びてはいない」と話していた。

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