世界の金連動型ETF資産総額:年初来55%急増-不安感で需要拡大

産金会社が出資する業界団体ワ ールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、金連動型ETF (上場投資信託)の運用資産総額が年初来55%急増した。金融市場 の混乱とインフレ懸念により代替投資先としての金の需要が拡大した ことが背景にある。

WGCの金連動型ETF担当マネジングディレクター、ジェー ソン・トゥーサン氏によると、8月31日時点の資産総額は514億ド ル(約4兆7000億円)と、昨年12月31日時点の331億ドルから増 加した。金連動型ETFとしては世界最大の「SPDRゴールド・ト ラスト」の資産総額は今年に入って8月までに50%増加して326億 ドルに達した。

世界大恐慌以降で最悪の金融危機の影響でS&P500種株価指数 が2008年に38%低下したことを受け、SPDRゴールド・トラスト の金保有量は6月に過去最高水準に達した。

トゥーサン氏は「投資家の間で将来に対する不安感が広がって いるのは間違いない。安全への逃避が市場関係者を金投資に駆り立て ている」と指摘。「金連動型ETFの需要は、世界的な出来事が大詰 めを迎えた1-3月(第1四半期)に最も大幅に増加した」との見方 を示した。

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