さが美株が年初来高値更新、構造改革進み粗利益率上昇(Update1)

呉服の専門店チェーン、さが美 株が年初来高値を更新した。コスト削減が計画以上に進むなど構造改 革の浸透により、粗利益率が上昇傾向にある。2010年2月期上半期 の連結経常損益は従来の赤字予想が一転、黒字となったもよう。収益 体質の改善を評価した買いが先行した。

一時前週末比12%高の208円まであり、3営業日ぶりに急反発。 8月27日に付けた年初来高値203円をほぼ1カ月ぶりに上回った。

会社側が18日に発表した業績予想修正によると、第2四半期 (2月21日-8月20日)の連結経常損益は8600万円の黒字(前 年同期は7100万円の赤字)となった。従来予想は7000万円の赤字。 前期から進めている再建計画で、事業譲渡や赤字店の撤退、希望退職 の募集などを進めてきた効果が出ている。

同社の宿野大介経理管理部長は、「人件費の削減は計画に見込ん でいたものの、各店舗での日々のコスト削減努力が予想以上に浸透し ている」と指摘。コストが想定以上に減少した上、在庫整理も進み、 粗利益率は速報ベースで53.7ポイント程度(前年同期は52.0ポイ ント)と、従来想定から0.7ポイントほど上振れしたもようという。

上半期での経常黒字化は3年ぶりとなるが、会社側では通期予想 (経常利益2億5000万円)については据え置いた。「売上高が想定 より大きく落ちるようなことさえなければ、達成の可能性が高い」と 宿野氏は話している。

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