シミック株反発、静岡工場譲受でCMOに期待-大和証強気

医薬品開発のサポート業務を請負 うシミック株が一時、前週末比4.4%高の2万5250円と反発。主力の 新薬開発支援業務(CRO)と治験施設支援業務(SMO)の成長に加 え、第一三共からの静岡工場の譲受で、医薬品製造委託業務(CMO) も第3の柱として成長が期待されるとの見方が出て、買いが先行した。

大和証券SMBC金融証券研究所の岩朝亮忠アナリストは、「CM OはCRO、SMOとは収益構造が異なるため、多角化によって収益の 安定化が図られることも同社業績の評価ポイント」(18日付リポー ト)と指摘。投資判断を新規に「2(アウトパフォーム)」に設定した。

CROとSMO事業の成長余地は高いという。リポートによると、 製薬会社の研究開発費に占める外注比率は、国内では15-20%と推測 されるが、欧米の40-50%と比較すると低水準。岩朝氏は、「固定費 の変動費化や開発期間の短縮など製薬会社が業務を外注するメリットを 考慮すれば、日本の外注比率の上昇余地は大きい」と見ている。

また、第一三共から静岡工場を譲渡されたCMO業務に関しては、 2008年9月期の連結売上高に占める割合は10%程度だったが、静岡工 場の業績が本格寄与する11年9月期には30%弱を占める事業になる可 能性がある、と分析した。

大和証では、シミックの09年9月期の1株利益について会社予想 を3.4%上回る1479 円、10年9月期を1706円、11年9月期を2275 円と予想。岩朝氏は、「来期の利益水準を鑑みれば、現在の株価には割 安感がある」と指摘している。

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