アイフル:2000人削減、今期3110億円の赤字に-再生ADR

消費者金融2位(総資産)アイフル は24日、銀行団に事業再生ADR手続きによる債務返済猶予を正式申請 するとともに、その前提となるリストラ策を発表した。カード子会社の ライフも含め、希望退職募集などを通じてグループ従業員を2000人程度 削減して半分に、有人店舗も3分の1の約30店舗へと大幅に減らす。

同時に2010年3月期の連結純損益予想を従来の81億円の黒字から 3110億円の赤字に下方修正すると発表した。貸出上限金利引き下げや来 年6月までに導入予定の利用者1人当たり融資額の総量規制など経営環 境の悪化を受け、顧客へのサービス継続の観点から金融機関で初めて私 的整理の一種である再生ADRの申請に踏み切った。

発表によると、アイフルはこの日、今後の手続きを進める第三者機 関である事業再生実務家協会に事業再生計画と合わせて再生ADRを申 し込み、正式に受理された。10月8日に第1回債権者集会を開いて計画 などを説明。取引銀行などに約2800億円の債権残高の維持と返済期限の 延長を要請する予定。債務の免除や株式化は要請しない。

事業再生ADRは、経済産業省の認定を受けた第三者が債権者との 間の調整役となる新制度で07年度に創設された。民事再生などの法的整 理と違い影響が主に金融機関に限られ、上場維持も可能。昨年11月に業 務を開始した実務家協会を仲介役に、これまでコスモスイニシアや日本 アジア投資、さいか屋などが活用している。

アイフルの24日の株価は一時前週末比40円(30%)安の94円と100 円を割り込む水準まで下げ、その後は100円前後で推移している。

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