中国国家主席:貧困国救済のため貿易障壁撤廃を-国連演説

中国の胡錦濤国家主席は23日、国 連総会で演説し、金融危機の打撃を緩和するため、先進国がアフリカ、 アジア、中南米の最貧国からの輸入に対する貿易障壁を撤廃するよう 求めた。

胡主席は「国際的な金融危機に対応する責任ある対策を講じ、保 護主義に断固として反対するとともに早期かつ包括的でバランスの取 れた成果に向けて積極的に取り組む必要がある」と述べ、貿易障壁削 減のための世界貿易機関(WTO)の協議の進展を促した。また、「先 進国は途上国に市場を開放し、こうした国々に対する関税を軽減する か免除すべきだ」と訴えた。

胡主席は22日、オバマ米大統領と首脳会談を行ったが、両首脳 は、米国が中国製輸入タイヤに上乗せ関税を課す決定をしたことに伴 う両国間の摩擦について公式には発言していない。米政府当局者が記 者団に語ったところによると、会談でオバマ大統領は胡主席に対し、 米国は自由貿易の推進に取り組むことを約束した。

オバマ米大統領が11日に中国製タイヤに最大35%の上乗せ関税 を適用する決定を下したことで両国間に貿易摩擦が生じている。中国 は米国から輸入する鶏肉と自動車製品に対する反ダンピング(不当廉 売)と補助金の調査実施を発表した。

胡主席は演説で「中国は、金融危機で大きな打撃を受けた他の途 上国に対する支援を拡大し、適切な資本増強と資金調達計画を積極的 に実施するとともに、貿易・投資面での協力を強化し、関係諸国にお けるリスクに対し抵抗力のある持続可能な開発能力の向上を支援す る」と語った。

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