ウィルコム:350億円の社債権者は債務返済猶予の対象外-個別に対応

米投資会社カーライル・グループ 傘下で、経営再建中のPHS企業ウィルコムが申請・受理された私 的整理である事業再生ADR(裁判外紛争解決)について、社債権 者は債務返済猶予の対象外であることが24日、明らかになった。

ウィルコムの社長室広報担当の柿島京子課長補佐は、ブルーム バーグ・ニュースの取材に対して、「社債権者は、事業再生ADRの 申請の対象外で今後、個別に対応していく。社債権者集会を開く かどうかなど具体的なことは決まっていない」と語った。

ブルームバーグ・データによれば、ウィルコムは、2005年6月に 総額350億円の公募社債を発行しており、満期は12年6月27 日。主幹事は、みずほ証券が事務幹事を務め、モルガン・スタンレ ー証券が共同主幹事となった。

発行時点の格付けは、格付投資情報センター(R&I)のBBB、 日本格付研究所(JCR)のBBB+を取得したが、今回、同社が事 業再生ADRを申請・受理されたことで、2社ともCCCまで引き下げ た。

JCRは、CCCの格付けを「現在においても不安な要素があり、 債務不履行に陥る危険性がある」と定義している。

事業再生ADRを申請した企業では、分譲マンションの企画・販 売の日本エスコンの社債80億円が今年6月にデフォルト(債務不 履行)に陥った。一方、消費者金融大手のアイフルが18日、今後 も予定通り、社債の元利払いを行っていくとの方針を表明するな ど、企業ごとで対応や結果が分かれている。

 ウィルコムの格付け推移
◎R&I
BBB → BBB-(09.9.18) → BB-(09.9.19)→ CCC
(09.9.24)
◎JCR
BBB+→BBB(09.9.16)→ CCC(09.9.24)
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