抗HIVワクチンで効果、感染を31.2%予防-世界初で関係者も驚き

エイズウイルス(HIV)用のワ クチンに初めて効果が認められたことが、タイで1万6000人余りのボ ランティアを対象に実施した研究で分かった。この研究は米国が資金 を提供した。

研究者らの発表によれば、今回の調査に使用されたワクチンは、 フランス製薬大手サノフィ・アベンティスの「アルバック」と同業の 米バクスジェンの「エイズバクス」を混合したもので、偽薬(プラセ ボ)を投与された人との比較において、このワクチンを投与された被 験者の31.2%で感染が予防された。以前の調査では、アルバックとエ イズバクスは、単独で使用した場合にはウイルス感染を予防できなか った。

エイズ・ワクチン・アドボカシー連盟のディレクター、ミッチェ ル・ウォレン氏は、この最新の結果は今後の研究を変えるものだと指 摘した。同氏は24日の電話インタビューで驚きの声を上げ、「エイズ ワクチンの研究で新たな段階に入った。科学界が不意を突かれたと言 って間違いない」と述べた。

ただ同氏は今回の結果について、ワクチンを世界中に配布できる ということではないとも言及。プロセスの複雑さなどをその理由に挙 げた。一方でこの結果が、より利用者に優しい形でのより良い組み合 わせを模索する科学者の研究を後押しするとの見通しを示した。

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